実は私、学生時代にバイトで喧嘩してクビになったことがあります。しかも殴り合いの。笑
殴り合いというよりは一発入れてしまったというやつですが(ーー;)
今では絶対ありませんが、若気の至りというやつでしょうか?
今回はそんな話をしたいと思います
なぜバイト先で喧嘩になってしまったのか?
当時自分がバイトに行っていたのはいわゆるガテン系の肉体労働のバイトでした
バイトは自分一人で他は社員が数人いるような小さい会社です
ガテン系というだけあって社員の人は職人気質で口が悪くめちゃくちゃ怖かったのを覚えています
その中の1人50代くらいの(以下Aとする)が私の教育係としてついてくれることになったのですが、地獄はそこから始まりました
1日目はとりあえずAが「俺の作業を見てろ」ということだったのでAの後ろに張り付いて作業を見ていました
Aはやはりベテランというだけあって手慣れた手つきでスムーズに作業を進めていきます。さすが職人だな〜なんて思いながらその日は終わりました
しかし次の日からAがいきなり「よし昨日見てたからもう作業できるだろ?やってみ?」と言ってきたのです…
確かに見てたけど1日ただ見てただけでできるはずもなく、やり方が分からず止まっているとAが「お前昨日見てたくせに何でできねぇんで?」と言いながら頭を引っぱたいてきました
1日作業見てただけで完璧にできるような機械人間いないだろ!と思いながらも我慢して「すいません」と謝りました
それからも同じようなイジメ(教育)を受けながら毎日を過ごすことになります。ちょっとやり方が違うと頭を叩かれてたり蹴られたり…
見て覚えろと言うから見て覚えるようにして、いざ作業してミスると「お前分からないなら聞けばいいだろ!」と言って蹴り一発
反対に質問すると「聞くタイミング考えろや!」と言って蹴り一発
正直ブラックどころじゃないくらいの教育を受けていましたが時給もいいし家から近いということで我慢して通っていました…
しかしある日事件は起きます!
遂に私の怒りは爆発してしまう
まあ私の無能さも少しは原因としてあるかもしれないが毎日そんな仕打ちを受けてさすがの私もストレスが溜まりまくっていました
そしてある作業中での出来事。Aがミニユンボというショベルカーのような穴を掘る重機で土を掘り起こし私がその土を一輪車で受け取り違う場所に運ぶという作業を行なっていました
そして土を受け取るため一輪車を持って構えていると私の位置が気にくわなかったのかいきなり「そこじゃ邪魔だろ!」と言って何を思ったかユンボを私の方に旋回して土を掘る部分で私を一輪車ごと吹っ飛ばしたのです
しかも山の中での作業で吹っ飛ばされた方向は崖みたいになっていました!
ギリギリ落ちることはありませんでしたが下手したら一輪車ごと落ちて大怪我どころか人生を終えてしまうところでした
そしてその瞬間私の中で何かが音を立ててキレるのがわかりました
ゆっくり立ち上がるとAの元に向かい勢いよくユンボから引きづり下ろすと前蹴りを一発腹に食らわせてしまいました。笑
「フンッ」とか言いながら勢いよく後ろの茂みに吹っ飛ばされたAは腹を抱えて悶えていました。その瞬間我に返り事の重大さに怖くなってその場から逃げ出してしまいます。笑
家でとんでもないことをしてしまったと怯えていると会社から電話がかかってきました
電話に出ると社長でした
「Aから聞いた。何があったか知らないが手を出しちゃだめだろ?Aもオタクマンとは仕事したくないと言ってる。申し訳ないが今日限りで辞めくれ。今日までのバイト分は振り込んでおくから」
と言って何も言えないまま一方的に電話を切られてしまいました
手を先に出されてたのは俺なんだけどね。言いたいことは沢山あったのですが普段は気の弱い私は何も言えずそのまま辞めることになりました
そんなこんなで学生だった私が初めて社会の厳しさを知ったエピソードでした〜
これをきっかけにもう土木関連などのガテン系の仕事は絶対やらないと誓いましたね。笑
おわり